オーナーへメッセージ
QRコード
QRCODE
Sponsored Links
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 3人

2008年03月13日

京都議定書のからくり

京都議定書のからくり

議会の一般質問も終了し、本日は福祉保健委員会です。


と言いつつ、話題は先日の武田邦彦氏の話しです。
画像は、武田氏の本を批判した本で、彼の理論は学会でも少数派であるのも事実の様です。
でも、彼の講演会で聞いた話しですので、私がひとつの考え方として紹介していると言う意味ですので、ご了承ください。(;^_^A

これは、文藝春秋3月号でも書いている様ですが、
京都議定書のからくり

京都議定書は1990年比で、CO2の削減目標を設定したものであるが、1990年当時ドイツは東西ドイツの統一直後でエネルギー効率が悪かった為、京都議定書当時すでに19%を削減していた。そこで、1990年比で8%の削減目標とされた為、実質は11%伸びてもオッケーと言う状態であった。

他のEU諸国も1990年から京都議定書までの期間に削減していた為、ほとんどが増加してもオッケーと言う状態だった。

ところが、日本は1980年代から省エネを初めており、1990年のエネルギー効率はEU諸国に比べて達成度が高かった。
つまりは、京都議定書で会議当時から削減を要求された国は、日本、アメリカ、カナダだけだったと言う事らしい・・・・

アメリカは批准を拒否し、カナダは07年4月に離脱した。
日本だけが削減義務を背負った恰好だったと言う。

また、GDPとCO2排出料は比例するものなので、経済成長を続けると排出量は増える。
日本にだけに無理な事を押しつけた中、排出権取引が始まった。
裕福な日本から世界へ金が流出するのである。

そこで、武田教授の見解はこうである。
EUは、
1.地球温暖化を煽り、
2.ゴア氏にノーベル平和賞を授与しその恐怖に正当性を与え、
3.温暖化排出量制限に中国、インドを取り込み、
4.最後にヨーロッパは実質削減が逃れる。
と言う作戦だったと・・・

3は失敗したが、結果日本に多大な経済的不利益を被らせる事に成功した。
世界のたった5%しかCO2を排出していない日本だけに削減目標を負わせ、世界各国が温暖化ガス排出を増やす権利を持たせる様な京都議定書は脱退すべきである。


と言う訳です。
また、Eys`sさん他専門家の皆さんに、お前そんな事も知らなかったのか?って言われそうですが・・・(;^_^A

温暖化対策は、確かに必要な事ですが、その裏には必ず利権問題が発生する。
バイオエタノールで、アメリカの農家は儲かっている。
エネルギー問題で、原油が投機対象の安全パイとなり高騰している。
70ドルあたりから出てくると言われていた、サンドオイルは200ドルとか・・・(--;)(--;)
そこにたま排出権取引
それらの負担は、確実に日本国民から確実に大金をまきあげ続けているのである。

日本人の『ルールを守る』と言う文化は世界一らしい・・・
そこを利用して、日本の京都で決めたら間違いなく日本から金を取れるとEUが考えたとすれば・・・・(--;)(--;)
スポンサーリンク
同じカテゴリー(社会問題)の記事画像
地域経済
宇宙人?
原油下落で
不況も思わぬ流れ?
金融危機は?
また、株暴落・・・
同じカテゴリー(社会問題)の記事
 入りをはかりていずるを制す (2011-03-28 22:07)
 非常に危機的状況 (2011-03-15 13:19)
 観光は産業復興の決め手か? (2011-02-28 09:00)
 オバマのおもしろい話 (2011-02-13 15:22)
 民衆は勝ち取ったのか!! (2011-02-12 11:15)
 やはり・・・ (2011-02-06 21:46)
Posted by 真野 栄治 at 07:35│Comments(6)社会問題
この記事へのコメント
おはようございます。また来てしまいました(汗
話戻して申し訳ありませんが 真野さんの2日前のエントリで書かれていた

>武田教授は近い内に民主党の国会議員相手に
>講演会をやると言ってました。

まず これが危険かと感じます。
ベースの考え方が無い所に ある一方だけの思想を
押しつける事になるのでは無いでしょうか。

言葉悪く言えば 小学生に因数分解を説き
そのついでに 例えば間違った戦争理論を植え付ける的な。

民主党の先生方に 今の動向を議論出来る方が
多数みえるとは思えません。きっと イチコロでしょうね。

やるなら パネルディスカッションみたく第一人者の方を招き
双方の議論を聞き 受け取る側で判断する様な形式を取るべきだと思います。

どうしても主流派と違う所を いかにも評論家的に論破しようとすると
格好良く見える風潮がある様に感じますが 思想的な事ならいざ知らず

では そこから何を目指すか 目指した後何が見えるかを
倫理的に展開して頂かないと 単なる批判に過ぎないと思うのです。

サイレントマジョリティを簡単に動かせるのは もしかしたら
そんな批判的思考かもしれないからです。そこに未来があるとは思えません。

色々な意見はあって然りです。ただ出来れば 子供の未来に対し
前向きな思考での論争の方が意義があるかと思います。

関係ない事ごめんなさい。

さて 画像にもあります『環境問題のウソのウソ』ですが読んでません。
何か 懐疑論そのモノを打ち消す様な事実も無いでしょうし
単に小競り合いの様相が見えたので・・はは。

あと 環境問題懐疑論としては ビョルン・ロンボルグ著の
『環境危機をあおってはいけない』がありますが
これは結構読み応えがありますよ(日本語翻訳書があります)

統計学として そのベース根本がズレている様な気がしますが(笑

って 意味無く長くなってしまったので 一旦終わります(笑

ただ 専門家でも無いのに失礼ですが 日本へのCO2削減目標は
個人的にも その基準そのものには異論を持っています。

EUの思惑うんぬんの前に 外交力が無かったと言うか 準備が無かったと言うか
行く末が見えていないまま 時間無く調印したのがバレバレです(困

ただ 地球を守りましょう。

なんてのは単に偽善コピーで 地球なんて人類が居なくなれば
もしかしたら数百年単位なんて短い時間に 人類誕生の事の変動幅まで
戻るかもしれません。

そこに住まわせて貰ってる人類の近い未来の危機を 少しでも小さくしましょう的な
スタンスの方が 正しい様な気がします(現段階では無理ですが)

それが今後何も無ければ 全く問題ないですが 化石燃料枯渇も視野に
次世代の為に何をすべきかを考えたいモノです。

例えば 何の為のリサイクルで 何の為のCO2抑制かって事
過程が先では無く 着地点を見据えての方向性を 皆で見ないとダメだと思うのです。
まだ その土壌が出来ていない状態ですが(笑
Posted by Eye's at 2008年03月13日 09:30
>ビョルン・ロンボルグ著の『環境危機をあおってはいけない』
それこそトンデモ本でScientific American(=日経サイエンス)でコテンッッッパに論破されたでしょうが。そして不誠実な本を出したと本国デンマークでどんなことになったか。Wikipediaでロンボルグ見たらどうか。
Posted by あなたっっっっっ at 2008年03月13日 13:01
http://blogs.yahoo.co.jp/eng_cam_fld_tgs/30673403.html
抜粋
早い話、言論詐欺ですね。
もう、これ以上読んでると彼のハチャメチャな論理展開と適当な数値の使い方で、頭がおかしくなりそうです。
環境問題以前の、研究者・専門家として一番恥ずべき、
「人の著作の適当引用、ご都合解釈」を「その文献を精査せず」に適当に言っている、そんな感じです。
…酷いとは聞いていたけど、ここまで酷いとは思わんかった。

コメント
あれ(武田)は教育者のことば・姿勢すべて、失格です。
CO2削減はEUでもやってます。勉強不足です。
勉強してないので言葉で誤魔化してるのです。
彼に教えられる学生がカワイソウです。
Posted by たけだっっっっっ at 2008年03月13日 13:05
海外から日本を見たとき、一番日本人として頭に来るのは、日本の外交センスの無さです。世間知らずで御身大事の世襲議員と省益と利権獲得に明け暮れる役人ばかりでは国家の「戦略」など作れるはずもありません。
革命など起きようがない国なので、経済的に搾取されて一度壊れてしまえば、ひょっとして再生するのではないか・・・・と。
Posted by ネコ先生 at 2008年03月13日 13:09
あなたっっっっっさん>

だから挙げたんです(笑

でも環境問題懐疑論としては一番 統計的ですよ。

武田先生の本より 読み応えあります。あはは。

ま 個人的見解を抜き出ませんが(笑
Posted by Eye's at 2008年03月13日 13:40
Eye`sさん、ネコ先生、あなたっっっさん、たけだっっっさん

ご意見ありがとうございました。m(_ _)m

>ある一方だけの思想を押しつける事になるのでは無いでしょうか。

そうですね、この賛否両論をどう理解するかで問題がありそうです。(--;)

>経済的に搾取されて一度壊れてしまえば、ひょっとして再生するのではないか・・・・と。

そういう部分もありますね、(;^_^A
ただ、そうなって一番辛い目に合うのは国民なんで、難しい問題です、はい。
Posted by 真野 at 2008年03月13日 17:41
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。